診療内容

■頭痛関連

まず放置すると生命に関わったり、後遺症を残す二次性頭痛を除外します。その際は入院手術療法が可能な連携する総合病院の脳神経外科を紹介します。
頭痛の多くは原因疾患の無い一次性頭痛であり、頭痛の性状、嘔吐などの付随症状、持続時間等の問診から鑑別診断をつけて治療に入ります。
代表的な頭痛で、中等度から高度の頭痛発作が起こり動作で悪化し、光や音を嫌がる片頭痛。重いよう、締め付けられるような頭痛が持続する緊張型頭痛。一日のうちで決まった時間に片眼をえぐられるような痛みが一時間程度続く群発頭痛などがあります。また時々ありますが痛み止めの飲み過ぎによる薬物乱用頭痛もあり、一次性頭痛だから痛み止めを飲み続ければいいというものでもありません。
本人の頭痛がどういうものでどう対処できるか不安を解消し生活習慣を含めて改善できるようにお手伝いします。

2021年5月CGRP抗体製剤が発売開始となりました。
片頭痛にCGRPというたんぱく質が伝達物質となり神経血管周囲に炎症を起こして頭痛が起こることが分かってきました。
そのCGRPに対しモノクローナル抗体を作り出して注射製剤で4週あるいは1か月に一回の皮下注射で片頭痛が予防できるようになり、臨床成績も良好で、痛み頻度が50%以下になる患者が半分以上いるそうです。従来の予防薬以上の効果が期待できますが、残念なことに値段が高く一回で1万4千円程度かかりますが頭痛で日常生活に支障をきたしている場合ぜひご相談ください。

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■脳卒中関連

高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病を基礎に動脈硬化が進み、動脈がつまる脳梗塞、逆に血管が破たんする脳出血などがあります。基礎疾患の治療とウォーキングなどの軽い運動、水分摂取、葉酸などのビタミン剤内服で予防、改善を行います。また両親兄弟にくも膜下出血の患者さんがいる場合CTを使った血管造影で脳動脈瘤の有無を調べることがきます。

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■認知症関連

まず日常生活に支障がある物忘れがあるか問診し、運動麻痺等神経症状の有無を調べ、いわゆる手術療法で改善できる疾患を除外します。そして高齢者の数人に一人で発症するアルツハイマー型認知症、脳卒中を基礎疾患にもつ脳血管性認知症、生き生きとみてきたような幻覚を主症状とするレビー小体型認知症を鑑別して進行を少しでも遅らせる治療ができます。また高齢者がいままで生活していた環境で暮らし続けていけるよう手助けを行います。

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■リハビリ関連

肩こり、頸部痛、腰痛を中心に理学療法を行います。特に慢性頭痛に効果があるといわれるスーパーライザーによる星状神経節ブロックをはじめ種々の疾患の疼痛緩和を目指します。

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